昨日3日は、議会定例会における一般質問に立ちました。
昨日3日は、議会定例会における一般質問に立ちました。
今回私は、大きく次に5つの点にわたって質問をいたしました。
1点目は、通学路の安全対策について、です。
①平成29年2月2日に発生した登校中の小学生の交通事故について、事故の原因とその後の市と学校の対応はどのようなものであったか。
②今後の通学路の安全対策について
ア)今回の事故を受けて、今後の通学路の安全対策に反映させるべき点はどのようなものか。
イ)市内通学路における課題のある箇所について、その改善に向けてどのような対応を考えているか。
ウ)市道348号線について、安全対策の強化を望む声が地域にある。改善に向けて対応していただきたいがどうか。
2点目は、生活困窮世帯の児童生徒に対する学習支援について、です。
①生活困窮世帯の児童生徒の学力向上について
ア)学力向上に関する市及び教育委員会の取組みとその成果を伺う。
②国が進める「地域未来塾」について
ア)当市において「地域未来塾」に該当する事業はどのようなものか。
イ)今後、児童生徒の学力向上に資する取り組みの拡充について、どのような展望があるか伺う。
3点目は、特別支援教育におけるICT化の推進について、です。
①当市の特別支援教育におけるICTの活用について
ア)現状の取り組みとその成果をどのように評価しているか。
イ)今後の取り組みの展望は、どのようなものか。
②将来のキャリア形成につながるICT教育について
ア)特別支援教育を受ける児童生徒のキャリア形成におけるICTの重要性をどのように考えているか。
イ)将来の自立生活につながるICTスキルを身につけるために、どのようなことが必要と考えているか。
4点目は、地方公会計の改革について、です。
①新たな地方公会計制度について
ア)当市の取り組みに関する現在の進捗状況はどのようなものか。
イ)単式簿記・現金主義から複式簿記・発生主義への転換について
a)市職員の業務内容はどのように変わり、それに対してのスキルアップをどう図っていくのか。
b)新制度の導入により、市の財政状況に関する情報発信のあり方が、市民にとって「よりわかりやすいもの」になるかどうか、市の認識を伺う。
5点目は、エコポイント制度について、です。
①エコポイント制度に関する、市の認識と現状の取り組みはどのようなものか。
②他自治体の事例を参考に、市民にメリットのある制度の確立を考えられないか。
1点目の通学路の安全対策については、今後の市教育委員会や市長部局担当課の取り組みについて詳細に伺いました。平成24年度より行っている通学路安全点検について、引き続き29年度も行うとともに、改善箇所があった場合はきちんと対応していく旨の答弁がありました。また、教育現場においては引き続き児童生徒に対して細かな交通安全指導を行っていき、地域や保護者の協力も得ながら見守りをしていくとのことです。保護者としても、自分の子どもにしっかり何べんも繰り返して交通安全の注意喚起をしなければと改めて感じました。また、今回の当該事故の一つに市側になる市道348号線の安全対策強化として、白線の引き直しとカラー舗装の検討をしていくとの答弁をいただきました。
2点目の生活困窮世帯の児童生徒に対する学習支援については、現在市が取り組んでいる放課後の補習教室やティームティーチャー・学習支援員を活用した取り組みの成果、「やまとっくんとっくん塾」の成果等について答弁がありました。また、「地域未来塾」についても、今東京都の予算で行っている学力ステップアップ推進地域指定事業終了後に、何らかの形で発展的につなげていけるよう検討したいとの前向きな答弁をいただきました。
3点目の特別支援教育におけるICT化推進については、現在取り組んでいただいている状況をつぶさに教えていただくとともに、今後のさらなる推進について前向きな認識と取り組みへの決意を語っていただきました。また、事例として、会派で視察した川崎市の事業者の取り組みを紹介しました。市からは、民間業者との連携について、川崎市の事業者も含めて検討していきたいとの答弁がありました。
4点目の地方公会計制度の改革については、公明党として要望してきた固定資産台帳の整備が、下水道部分を除きようやく28年度末までに完成の予定との答弁がありました。29年度末までには総務省から求められている財務書類を作成し、複式簿記・発生主義を導入するとのこと。しかし、当面は複式・発生の会計は、現在行っている単式簿記・現金主義の補完的制度として運用するとのことで、事務現場では、二つの会計制度を並行して行い、期末に一括して複式・発生の考えで財務書類を作成するとのことでした。私からは、現状として国から求められている29年度末までの財務書類の作成の関係上、総務省方式で進めるとしても、中長期的には東京都方式を採用した町田市のように日々仕訳をしっかり行って行くことが出来るようにしてほしいと要望しました。その点から、職員の方の会計に関するスキルアップを進めてほしいと訴えました。
5点目のエコポイント制度については、建設環境委員会で視察した久留米市のように、エコポイント制度を設けてはどうかと提案しました。市としては、現在検討しておらず、これからの研究とするとの答弁でした。私からは、啓発的な意味も含めエコポイント制度を作り、ポイントとごみの有料袋との交換を提案。これは手数料として購入してもらっているので、条例や制度設計上難しいとの話なので、「収集可」とのシールを作ってそれとポイントを交換し、普通の袋でもゴミを収集してもらえるようにしてはどうかと提案しました。