東大和市教育委員会主催の第6回目となるいじめ防止のためのシンポジウムが、中央公民館で開催され、参加させていただきました。
東大和市教育委員会主催の第6回目となるいじめ防止のためのシンポジウムが、中央公民館で開催され、参加させていただきました。
第1部は分科会で、5つの各中学校グループに分かれ、それぞれ別の部屋で、グループ内の小学校と中学校の児童生徒からいじめ防止の取り組みがポスターセッションで紹介されました。保護者や市民の方の意見や感想発表を聞き、続く第2部では全体が集まり、その成果を発表し合いました。特に各校が力を入れているのが、あいさつ運動でした。
その後、東大和市職員でいじめに関する著書もある玉聞伸啓氏の講演がありました。公園では、具体的な事例を出して、「その」行為がいじめであると気づくことの重要性、いじめの輪に参加しない、関心を持たないことでいじめがなくなること、学校以外の場所に居場所を見つけることなどが語られました。
場内の子どもたちにもわかりやすい様に、次のような話をされました。
ネット検索をすると「いじめられた芸能人」はすぐ見つかるけれど、「いじめた芸能人」は見つからない。過去のこととはいえ、「いじめをした」と公に言えないということは、どれだけ「いじめること」が恥ずべき行為かということを言われ、また、アメトークの「運動神経悪い芸人」は高視聴率を取るが、同じことを学校でやれば、まぎれもなく確実に「いじめ」になる。番組は視聴率が取れなければ、つまり『見て面白がる』人がいなければ作られなくなり放送されなくなる。と同じように、学校のいじめも、『見て面白がる人』がいなくなれば、いじめっ子もいじめが出来なくなる。そうした雰囲気づくりが重要だと訴えておられました。
東大和市いじめ防止のポスターの言葉は「勇気」です。「いじめは、いじめる側が100%悪い!」と言い切れる勇気を、共々に持ちたいと思います。