平成29年第4回定例会における一般質問を行いました。

平成29年第4回定例会における一般質問を行いました。
今回、私は3つの点について質問をしました。

1.学校教育の充実について
①理数教育のさらなる充実について
 ア)今年度で終了をする「学力ステップアップ推進地域指定事業」や「理数授業特別プログラム事業」の成果はどのようなものか。
 イ)平成30年度以降の小中学校における理数科目の教育について、どのような展開をしていこうと考えているのか。

②プログラミング教育について
 ア)平成24年(2012年)に中学校において必修化されたプログラミング教育の現状はどのようなものか。
 イ)2020年に必修化される小学校でのプログラミング教育について、展望はどのようなものか。
 ウ)小学校での必修化に際して、教員の研修、学校でのICT機器のさらなる整備をどのように考えているか。
 エ)市民や民間等の力を取り入れて、プログラミング教育に取り組むことも有効と考えるが、市教育委員会の考えはどうか。

③「図書館を使った調べる学習コンクール」について
 ア)今年度の「図書館を使った調べる学習コンクール」の取り組み状況と成果について伺う。

④中学校吹奏楽部の楽器類の充実について
 ア)中学校吹奏楽部の部活動において、生徒が使用する楽器類の提供はどのように行われているのか。
 イ)使用される楽器の状態はどのようなものか。このことについて、教員や生徒からはどのような要望があるのか。
 ウ)市内外の方から、未使用の楽器を寄付してもらい、吹奏楽部の楽器充足に資するようにしてはどうか。

2.認知症対策について

①市の認知症患者の推移について
 ア)今年度までの患者数の推移はどのようなものか。
 イ)今後の患者数の推移はどのようになっていくと予想されているのか。

②認知症初期集中支援の取り組みについて
 ア)事業内容の詳細について、どのような取り組みをしていくのか。詳細を伺う。
  a) 事業に取り組む人員、予算の詳細
  b)初期診断の方法
  c)自立支援、家族支援のあり方
  d)相談窓口の体制
 イ)初期集中支援による効果をどのように見込んでいるのか。

③認知症の早期発見に関する取り組みについて
 ア)早期発見の取り組みとして、先進事例など参考に進めていくことに対する市の考えはどのようなものか。

3.映像での情報発信について

①映像を活用した情報発信について、市としての考え方はどのようなものか。また、それに基づいてどのような取り組みを行っているのか。
②市で行った講演会等を映像資料としてアーカイブ化し提供することについて、これまでの取り組みと今後をどのように考えているのか。

 学校教育の質問では、これまでも推進してきた理数教育のさらなる充実を訴えました。学力調査においても、点数の常用が見られ、児童・生徒も教員も、学力向上や理数科目への興味関心が増しているようです。
 プログラミング教育では、特に市民や民間の専門家の協力をいただきながら充実した取り組みをお願いしました。
 図書館を使った調べる学習コンクールは、今年は93点の応募。様々な分野を調べる中で、特に第6小学校では日本の文化に関する学習が進んでいるとの報告がありました。
 吹奏楽の楽器に関する質問では、松戸市や洲本市の事例を引き、市民等から子どもたちが使用する楽器の寄贈を受ける仕組みを構築して欲しいことを訴えました。

 認知症対策では、来年度からスタートする「初期集注支援チーム」の事業詳細について確認すると共に、十全な運営で市民の方に喜んでいただける事業展開を望みました。
 また、市が行う健康診査で認知症検査を同時に行えないか、愛知県大府市の事例も紹介しながら要望しました。実際の受診形態や、検診内容の違いで難しいとのことでしたが、私からは、血液10㏄の採血で軽度認知障害の有無が判定可能な「MCIスクリーニング検査」の取り組みについても実施の提案をいたしました。
 現状はどれも厳しいようですが、いずれにしても、今後大きな課題となる認知症対策の充実を訴え、引き続き行政の努力を期待しました。

 映像での情報発信については、市のYouTube公式チャンネルのさらなる活用や、映像での種々の情報提供への積極的取組み、市の講演会等の映像資料での提供など提案しました。
 費用対効果や、講演会の映像化については著作権等の難し課題があるようですが、時代の状況変化に柔軟に対応した情報発信を心掛けてもらいたい旨、要望いたしました。

 取り上げた事柄については、また折を見て引き続き市側へ働きかけをしたいと思います。