第62回東京都市議会議員研修会に参加

本日午後、雪の降り始めた中、府中の森芸術劇場にて「第62回東京都市議会議員研修会」が開催され、参加してきました。
講師には、法政大学総長の廣瀬克哉先生をお招きし、「今後の自治体の課題と議会に期待される役割」と題して大変示唆に富んだお話をいただきました。
新型コロナウイルスの感染拡大による社会的停滞期を経て、昨年5月に法的に第5類へ移行。ポストコロナの時代に移りました。この間の議会の対応から教訓を引き出し、後世の参考にしていくまとめが出来るぎりぎりのタイミングが今である、とのお話からリスクコミュニケーションの課題への対処について、まずお話しいただきました。
続いて、多くの市民が自治体に対し消費者感覚で接しており、地域自治体のオーナーであり運営主体であるという意識が希薄な現在、議会が市民を巻き込む場として活用され、「管理組合が機能しないマンションのような町にしないため、自分事として受け止める市民を一人でも増やす活動を」と呼びかけられました。
そして、議会改革の流れを知らない新しい議員へ、これまでの積み重なってきた議論を伝え、思いを共有し、常に議会改革のサイクルを回しながら、レベルアップしていくことを期待されました。

議員初当選時、東日本大震災を受けての防災対策の強化と議会改革の推進が大きなテーマでした。この二つは、今でも常に議会の主要な課題であり、今後も常に取り組んでいかなければならないことであると再認識させていただける機会となりました。