議会改革に関する講演会

本日午後、東大和市議会において議会のありかに関する調査特別委員会主催の講演会が開かれました。拓殖大学地方政治センター長の竹下譲先生をお迎えし、現在行われている各地域での議会改革のあり方と今後の議会について、様々な角度からのお話と貴重なご意見をいただきました。

住民を味方につける議会、常に住民側に立つ議会として活発な議論を通してより住民の意見が反映されやすい地方政治が作られていくことを、ご専門のイギリスの例などを通され大変わかりやすくご教示いただきました。 イギリスにおいては、住民の声が反映されるよう、住民が気兼ねなく行政に関する質問ができるような仕組みが作られていて、例えば多くの市民が訪れる図書館に、定期的にベテランの職員を配置し、行政への質問を随時受け付けるそうです。その窓口でも解決・納得に至らない場合は、その裏に控えている議員に直接意見を訴えることができ、議員が議会にその意見を持ち寄って議論するとのことでした。

海外の議会では徹底的に議員間でも議論を行うのが当たり前であり、そうした海外からみた場合には日本の議会はあまりにも紳士的で礼儀正しい、裏を返せば面白みの無い議会であるようです。

竹下先生の言われるような議会に、一足飛びにできるものではありませんが、よりよく市民の声が届けられるような議会としていかなければいけないと感じさせられる内容でした。

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