広報委員会で多摩市と町田市を視察
議会広報委員会で、多摩市と町田市に視察に行きました。調査事項は議会のインターネット中継に関することです。現在、東大和市ではインターネット中継がなされておらず、議会全会派の合意は得ているのですが、財政的に難しい状況が続いています。そこで、先行してインターネット中継を行っている自治体で、自前でシステム構築をして行っている町田市とU-Streamを利用して中継を開始した多摩市の事例を学ぶために視察に行った次第です。
午前は多摩市を訪れて、議会事務局の方から説明をいただきました。もともと庁舎1階に議会を中継する体制が整っており、それらの機材やシステムをうまく利用する形で、U-Streamで生中継をアップする方式です。価格も当初想定よりも安く抑えることができたようで、東大和市としても大変参考になる事例でした。
午後は町田市を訪れて、同じく事務局の方から説明をいただきました。町田市は自前で映像の配信システムを構築していて、昨年新庁舎に移転したのを契機に、さらに内容が充実してたようです。本会議だけでなく、委員会中継も可能になっています。新しい議場も拝見しましたが電子表決も導入しており、そのために議会広報紙において議員個人個人の採決の情報を提供できるようになったそうです。システムが充実している分、導入時のコストやランニングコストも安くはありませんでした。町田市は早稲田大学のマニフェスト研究所の議会改革度調査において全国9位を獲得していますが、市民に開かれた情報公開・広報のあり方が高く評価されているようです。目指すべき高い目標として刺激になる素晴らしい事例でした。
東大和市としても、できる限り早くインターネット中継ができるよう、今後とも委員会としても努力を続けていかなければならないと痛切に感じました。