第4回定例会で一般質問
本日、午前中から午後にかけて、平成25年第4回定例会における一般質問を行いました。
質問内容は、次の通りです。
1 市の資産経営について
①当市の公共施設や社会資本などの資産経営の現状について伺う
②資産経営の今後の課題は何か
③課題解決に向けてどのような対策を予定及び実行しているか
④ファシリティマネジメントの手法を用いた資産経営について
ア 資産経営を統括する組織の構築について
イ 公共施設白書の作成、データの一元化について
ウ 職員研修の実施による人材育成について
エ ワンストップサービスについて
2 学校教育について
①「調べる学習コンクール」の実施状況について
ア 今年度の実施状況と地域コンクール開催について
②小学校における児童の肥満傾向について
ア 現状と他市との比較について
イ 肥満傾向の課題とその抑制策について
③特別支援学級におけるICT活用の推進について
ア 現状とICT活用の今後の予定について
「資産経営について」は、10月に行政視察に行った浜松市の例を参考に、今後の市の資産(公共施設等)の経営のあり方について、その方向性を確認する質問となりました。
答弁では、28年度までに公共施設等のマネジメント計画を策定するために、庁内に検討委員会を立ち上げ、今月より議論を始めたところということでした。そのため、今後何をどうしていくかという議論を煮詰めなければならないことから、具体的な内容はこれからというかんじでした。
こちらからは、浜松市の例を引きつつ、ファシリティマネジメントの手法を用いて有効的な計画を策定できるよう、資産経営を推進する組織の立ち上げや、公共施設白書の作成、データの一元化、資産経営に関する理解と意識統一及び業務推進のための職員の研修などについて市の考えを聞きました。
マネジメント計画は26年度に庁内の検討委員会での議論を経て、外部に策定を委託するとのことです。その中で、27年度には公共施設白書を作成、28年度にはマネジメント計画の策定という方針が示されました。データ一元化に関連して、固定資産台帳の整備についても伺いましたが、公会計制度のあり方の問題が絡み、すぐに整備するということにはならないようです。
学校教育の中で、「調べる学習コンクール」については、これまでも質問で取り上げてきたもので、本年度、初めての取り組みをしていただき、コンクールに応募して児童生徒が小中学校合わせて計61名が参加をしてくれました。昆虫や天体など理科系の作品が多いようで、その点も歓迎すべきことだと感じました。引き続き、次年度以降も参加を呼びかけ、いづれは地域コンクールの開催につなげていけたらよいなと考えます。
小学校における児童の肥満傾向については、前年度までが他市に比べて全児童数にたいする肥満傾向児童数の割合が高かったため、その対策を伺いました。私の方からは、肥満傾向の判定については、医師の所見に加えて、BMIや標準体重を用いた数式で指数を出していくことや、啓発のために医師会などの協力を得てこの問題に関する冊子の発行、また歯磨きが肥満抑制要因の生活習慣らしく、学校での歯磨きの励行などについて話をさせていただきました。
特別支援学級におけるICT活用については、文部科学省の「障害のある児童生徒の教材の充実について」と題する報告においても「発達障害のある児童生徒の学習上等の理解をしやすくするため、個々の障害の状態や特性に応じた教材等、特にICTを活用した教材や支援機器の効果的な活用が求められている」とあるため、東大和市においても是非このような観点から積極的に活用していってはどうかという話をさせていただきました。すでに電子黒板などは活用しているようで、加えてタブレット端末を利用した学習について推進してはどうかと尋ねたところ、財政的な面や、指導方法、家庭学習との兼ね合い、機器の取り扱い上破損するケースがある点など、導入についてはハードルが高いとの事でした。実施計画では次年度や28年度にも通級開設を計画しているようなので、新しく開設するときに合わせてこういった点についてもチャレンジをして欲しいと要望いたしました。
全体的な一般質問は明日終了する予定で、その後は各常任委員会の開催となります。