ゴミ処理場の視察

二ツ塚処分場のエコセメント工場

 本日は、東大和市議団で、東京たま広域資源循環組合が運営する二ツ塚廃棄物広域処分場と小平・村山・大和衛生組合へ視察に行って参りました。
 二ツ塚廃棄物広域処分場ではエコセメント化施設を見学いたしました。このエコセメント化事業により、可燃ごみの焼却灰は全てリサイクルされているため、平成18年度から埋め立てをするゴミの量が格段に減って、現在では破砕された不燃ごみのみを埋め立てています。これにより、埋め立て終了年が当初予定よりも30年も延期されたそうです。市民の皆様のごみ減量化の努力と新しい技術開発で、ゴミもそこまで減らすことが出来るのかと感心致しました。

 また、すでに埋め立てが終了した谷戸沢処分場は、現在維持管理をしつつ、日の出町の方にもご利用いただける運動場や生物の多様性を復活させる草原などになっていました。そこには国蝶のオオムラサキも生息しているそうです。

午後は小平・村山・大和衛生組合の視察です。東大和市駅の近くにあり、市民の皆様にもなじみの場所かと思います。 処理の現場を実際に見ると、大変な作業をされていることがわかります。ゴミの中に資源ごみとなるような金属が混じっている場合があり、それは焼却後に人の手も使って再度分別されるようです。
また、報道などでご存知の方もいらっしゃるかも知れませんが、昨年は2度の大きな爆発が焼却場内でありました。これは、スプレー缶に残っていたガスが原因で爆発したと考えられるそうです。スプレー缶のガス抜きの徹底は今までも訴えてきていますが、それでもガス抜きをしていない缶があるようです。本当に危険ですし、また爆発後の修理にも大変なお金を必要とし、2度の爆発による修理で約2千万円もかかったそうです。これらも全て税金からまかなわれているわけですから、私たちは、面倒と思ってもきちんとガス抜きなどの処理をしなければならないと痛感いたしました。

今後の市のゴミ問題を考える上で、大変参考となる視察でした。関係者の皆様、お忙しいところ誠にありがとうございました。

小平・村山・大和衛生組合の処理場

 

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