厚生文教委員会で3市を視察(10月22日~24日)【富山市を視察】

【厚生文教委員会で3市を視察(10月22日~24日)】
私が委員長を務める厚生文教委員会は、10月22日~24日にかけ、富山県の滑川市・富山市、新潟県の糸魚川市を視察しました。

10月23日は富山県富山市の市立図書館本館を訪問し、図書館事業の視察を行いました。
現在厚生文教委員会では「魅力ある図書館の在り方について」をテーマに所管事務調査を行っています。その参考事例として委員の中から訪問希望が出た図書館の一つが、富山市立図書館です。訪問した図書館本館は、デパートの移転による空き地利用として建設された複合施設「TOYAMAキラリ」の一部です。「TOYAMAキラリ」は隈研吾氏の設計で、市の中心的な産業の一つであるガラス工芸の振興を図る拠点の一つとして開設された「富山市ガラス美術館」を中心に富山市立図書館本館と富山第一銀行が入っています。
富山市は、「The New York Times」の「2025に行くべき52カ所」(52 Places to Go in 2025)の一つとして選ばれたそうで、この施設にも多くの外国人観光客が来館されるそうです。エレベーターを昇った2階には吹き抜けを見上げて写真を撮れるフォトスポットがあり、多くの来場者が入れ替わりに撮影していました。
図書館は、2階から5階まで額閲覧フロアで6階が書庫と事務所、そしてガラス美術館と連携しながらイベント等を行っています。「まちなかのリビングのような図書館」をコンセプトの一つとして掲げており、座席数も多く(約500席)全世代が滞在して心地よい空間となるよう工夫して運営されています。試験の近い学生などもよく利用しているそうで、試験前は会館前に行列になりすぐに学習室がいっぱいになるようです。お子様連れがくつろぎながら絵本を読めるスペースや、ガラス工芸の展示してあるスペースに座りながら読書できるなど、施設の特性を生かした仕掛けが多くあります。拡大読書機や音声読書機も設置、点字絵本やLLブックなど様々な利用者を想定した設備も充実。市の生涯学習の一大拠点としての役割を果たしている図書館だと感じました。
本館視察終了後、移動までの空き時間を使って駅前の複合施設にある「とやまこどもプラザ」内の子ども図書館を視察。ご当地出身の藤子不二雄F氏の作品をはじめとした多くの漫画や、絵本やYA文学など青少年向け図書の充実した施設を見学させてもらいました。

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